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キハの運転台に付いているME23ブレーキ弁

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こんにちは、今日はブレーキ弁のお話しです!

 

キハ58の運転台を組んでいるわけですが、ブレーキ弁気動車でお馴染みのME23ブレーキ弁を使用しています。

このME23はいくつか種類があるようで、国鉄時代の教科書にはこのような記載がありました。

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一般型がME23D

急行型と旧型国電がME23B

特急型がME23SA

 

そもそもブレーキ弁の型式は

M23.M24と言うアメリカの鉄道メーカーWABCOが設計をして、当時の日本エアーブレーキと三菱電機ライセンス生産したと言う流れがあります。

これに電気接点を取り付けてM『E』23となったわけです。

その電気接点ですが、一般型のDはATSの確認回路や非常ブレーキの接点しかない為薄く、

BやSAは電磁ブレーキの接点が付く為Dに比べて厚いのが特徴です。

 

さて、キハ58であれば本来Bが付くはずですが、私の持っているブレーキ弁はSAです。

外観上は同じなのであまり気にしていませんが、少なくとも接点はフルで付いているので上位機種には間違いないようです。

 

また、面白い事に軸に付いている接点は内部で繋がっている部分があり、違う段の接点を電源にして別の段の接点に導通する事が出来る様になっています。

空制部は通常の自動ブレーキと同じ回り弁が入っていて、

ユルメ(運転)・保ち・抜き取り・重り(かさなり)・ブレーキ・非常ブレーキがあります。

基本的に長編成は電磁ブレーキで制御する為、機関車のような緩め込め位置は存在しませんし、Dに限っては長編成での運行が想定されていない為省略されていたようです。

 

それでは!

 

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