自宅運転台の塗装の話
自宅運転台を実際に作ると気付くことが多いと思います。
大きさや強度、移動のし易さがなかなか固まらないところではないでしょうか?
大きさに関して私は、9100×450という大きさにコンパネを切って、土台を作ってその上に運転台を作るという独自規格『ワシ規格』で作っています。
画像は裏側ですが、土台となる部分を組み立てています。
重量を分散させて家の床を傷付けないコツもありますのでそのうちご紹介しますね^ ^
材料のコンパネの規格は18200×9100と決まっていますので、これを無駄なく使うことを考えてこの大きさになりました。
それは、115系やキハ58などの貫通顔の規格です。
183系は1050×500と言う一回り大きいさいずにしてありますが、あまり大きくすると家から出すときに苦労します。
そもそも、移動するのに毎回レンタカーのトラックを借りてきて、燃料代や高速代含めて3万円近く払うのに私は価値を感じません。
それなら、半額近い値段で運べるハイエースなどに乗るサイズに最初からしておいた方が悩みは少ないですね^ ^
さて、話は逸れましたが今日は自宅運転台の壁のお話です!
хироは幾つか運転台を作っているのですが、毎回違う素材を選んで試すようにしてきました。
金属で組んで純正塗装で塗ればそれは本物と同じようになりますが、そんなの全然工夫も何もないですよね笑
仕入れたことが凄いだけで、他は一つもオリジナルがないです。
因みに実車の塗料は『フタル酸』という成分でできています。
橋なんかもこの塗料で塗られているいわば業務用の塗料です。
今回はキハ58の運転台を作ったときにワシ丸プロジェクトのみーくん♂とゆーくんが手伝ってくれたのでその時の話をベースにお話しします。
まず、運転台にペンキを塗ることを考えると以下が主に思いつくと思います。
1 直に塗る
2 カッティングシートを貼る
3 プラ板などに塗装してから塗る
4 金属板を貼ってから塗る
5 パテで処理してから塗る
このくらいでしょうか?
ひとまず一つずつ見ていきましょう!
1 直に塗る
んー!いいですね^ ^木の暖かさが感じられます!
ハリボテ感MAXです笑笑
という事で、ご覧の通りコンパネなので木目は粗く、節やコンクリートを剥がしやすくする為の穴?も目立ってしまいます。
仮ならまだしも、これで完成は部品に申し訳なさすぎますね…
ただ、コンクリート打ちっぱなしに使うような黄色いウレタン塗料のついたコンパネ(メーカーによって様々な言い方があるようです)の上から塗るとだいぶ良いようです。
これはハケ塗り一発ですがウレタンコンパネの上からなら、これはこれで良いかもしれませんね!
はい次っ!!
2 カッティングシートを貼る
意外とオススメなのがこの方法です!見た目も良いし、何より施工しやすいです!
コツとしては、金属のアングルで四隅をしっかり固定しつつ、小釘で完全に貼り付けてしまうという事です!
あと、取れ易そうなところは、ガムテープサイズの両面テープを貼った上から貼ってあげましょう!
取れづらいどころか、取ろうにも取れなくなります笑笑
これは外装にも使えます。
バスのラッピングと同じ仕組みです!
車掌側はこんな風にしてました^ ^
bveをこのパソコンで駆動させて、運転台側の画面にも表示させていました!
にしても、これを作ったの2010年とかそのくらいですが、素材選びしたり一番熱入ってたかもしれなかったですね笑笑
はい次っ!!
3 プラ板などに塗装してから塗る
コレはプラ板と言うより塩ビ板ですが、加工のし易さは最強クラスでした!
難点として色のレパートリーが少ないところ。
上から塗ればいいかもしれませんね^ ^
ただ、木目を消したいばかりに透明な塩ビ板の上から塗装したところ、少しの衝撃でハゲてしまい補修しないととても見れたものではありません…
あと、あまり薄いと経年で剥げてきます…
コレは改善の余地ありですね…
はい、次…
4 金属板を貼ってから塗る
これは金属部分は実車と同じように錆止め塗ってから塗装になります。
ソフト99などでオリジナルのスプレーも作ってくれますので、そう言うところを活用するのもアリかもしれませんね^ ^
この写真だとスイッチ板の部分がまさにソレですが、新型車両みたいなカクカク感なので、何度も塗られた国鉄型の運転台を再現するなら金属製にする必要性があまり感じられませんでした。
拘りの要素にはいいかもしれませんが、重いし錆びるリスクがあります。
私はこの方法もうやらないと思います(´-`).。oO
はい、次!
5 パテで処理してから塗る
メチャメチャいいです!オススメの方法はコレです!
質感、重量、扱い易さ!総合点は抜群にトップです!!
まず、パテを塗って乾かします。
その後紙やすりで削って成形して、色塗るだけ!
あのちょっと塗り込まれた感じの『国鉄感』はこれが一番再現性高いです!
こんな事すれば溶接のビードまで再現できます!
何か欠点を挙げるとすれば、乾燥までに時間がかかるとか、やすり掛けで騒音、粉塵が出るくらいでしょうか?
いやでもこれは素晴らしいですよ!
さて、ここまで色々な、仕上げの方法をご紹介してきましたが、今日の一推しはコレ!
運転台一つ作るのにコレ一つで丁度いいくらいの量です!
バケツの中に封されたビニル袋が入っているので、バケツ自体は塗料混ぜるのに使ってました笑笑
たまには何か買ってね(´-`).。oO
それでは!
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