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手歯止め使用中札

こんばんは!хироです!

今日のお題はこちら!

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手歯止め使用中札です!

 

手歯止め『テバドメ』と読みます。

これは、車両を留置するときに流転(るてん)を防止する為に車輪に設置する三角形の器具です。

これも奥が深い世界で、かなり種類があります。

まずJRや国鉄では金属製のものを使っています。

これは、車両が流転したり逸走(いっそう)してしまうくらいなら脱線させた方がマシ!と言う考え方です。

私鉄では木製やFRPのものを使っているところもあります。

これは、脱線するくらいなら手歯止めが壊れた方がマシ!と言う考え方です。

いずれも車輪に介在するものがあれば基本的に動きません。

問題は運転士が取り外しを忘れてノッチを入れたときにどっちの考え方かと言う事でしょう。

 

私鉄だと線路の脇が住宅でそれをかすめるように列車が走っていたりもしますので、確かに脱線した方が被害は甚大かもしれませんね😓

脱線させれば安全、確かに隣接する鉄道の安全は保たれますが、住んでいる人の安全は究極に脅かさる結果となりそうです😅

さて、この手歯止めですが、手歯止め、輪止め、車輪止め、スコッチ、ハンドスコッチなどと言い方は様々です。

バスではバンコなどと言ったりします。

хироのバスのお師匠さんがバンコと昔から言いますので、鉄道のお仕事を始めてからもどうもこの手歯止めをバンコと言ってしまいます。

手歯止めを設置することを

手歯止めやった?と現場で話しますが、不意にバンコやってありますから😃✨とか言って相手の頭にハテナマークがつく事がたまにあります笑

さて、他にも駅などに留置するのが所定な行路などは、車両に搭載されているものではなく留置箇所に棒の付いたものが準備してあったりします!

面白いのは、様々な区所の車両を留置する場合などは区所毎に並べて置いてあったりします😅

その場合、自分の区所の名前が書いてある手歯止めを使用する事になります。

また、手歯止めとは言えませんが、逸走車両を止めるためのヘムシューと言うものもあります。

よく貨物のヤードがあるような駅で見かけますが、あれで電車や機関車を止めるのは無理だと思います😅

精々2軸貨車が構内で動いているのを止める程度だと思います。

突放をやっていた時代に使っているのを見た事があると言う話を聞いた事がありますが、残念ながらхироは貨物駅の操車係の経験はありませんので触った事はありません😅

そもそも今手旗やれと言われて振れるかどうか🤔

何か危ない事あったら赤旗を一生懸命振る程度にしておきます💦

 

次は手歯止めを設置する時期ですが、基本的に車両を車庫などで留置したり、事故などで止まった時に降りて処置をする時に使います。

手順としては各社各区所によって差はありますが

概ね以下の通りです。

まず止まったらブレーキを規定の圧力まで掛けます。

マスコンキーや逆転ハンドルを抜きます。

ブレーキハンドルが抜ける車両なら抜ける位置にします。

手ブレーキを巻いたり留置ブレーキのスイッチを扱います。

手ブレーキ使用中などの札を運転台に掲出します。

次に手歯止めを持って降ります。

基本的に運転台の真下の車輪に抱き合わせと言って向かい合う形で設置します。

運転台に戻って手歯止め使用中札を掲出します。

 

あとは留置ならスイッチ整備したり車内点検をしてパンを下ろしてバッテリー切って鎖錠して帰ります笑

事故ならこの手配が済み次第現場の確認や車両の点検をします。

 

逆にこの使用中札を撤去するのは

まず、手歯止めを撤去した後になります。

逆の手順ですね^ ^

使用中札は、使っているのを失念しないためのものであり、他の乗務員に知らせるものでもあるので手歯止めがある時は必ず掲出するようにします。

何となく運転台で見かけるあの札も結構奥が深いですね^ ^

それでは^ ^

 

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キハのドアエンジンの話

こんにちは!

今日は少し話から外れてキハのドアエンジンのお話しです。

 

国鉄気動車

一般型、急行型、特急型と大別できます。

ドアエンジンはそれぞれ異なっていて、電車とは全然違うものとして切り離して考える必要がありそうです。

なので、今日は鉄道部品や車両と言うより

国鉄気動車のお話に頭を切り替えておいて下さいね^ ^

そう!皆さんの頭は今この状態です笑

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さて、昭和35年ごろにタイムスリップしましょう!

話を戻します。

国鉄気動車

キハ20などの一般型気動車

キハ58などの急行型気動車

キハ82などの特急型気動車

に分けられます。

昨日の記事にもありましたが、この頃はまだまだ旧型客車の列車も多く、乗客はドアを手で開けて乗降していました。

文化的に、鉄道に乗る時はドアは手で開けるものと言う感覚だったようです。

 

さて、旧客の列車が発車すると、車掌さんは車内巡視に出かけます。その時に、デッキのドアを閉めて回ったそうです。

 

この閉める動作を自動にして、車掌が意図しない時はドアを開けられないようにしたのが一般型のタイプでした。

一般型のドアエンジンは、自動で閉まりますが自動で開けることはできませんでした。

感覚的には今の115系の半自動と同じです。

駅に着いてステップ灯が点灯すると、ドアを開けられる合図だったようです。

 

次に急行型です。

急行型は開閉は自動でしたが、開けている状態の時は手動で閉められたそうです。

これは、寒冷地で長時間停車している時にデッキの保温の為であったそうです。

 

そして特急型、

こちらは開閉共に自動でした。

ただ、私の持っている資料を見る限り、どの車両でも車掌スイッチには常に蓄電池から直接給電されていて、どの車掌スイッチを操作してもドアは開閉出来たようです。

もちろん切換スイッチの位置も無関係です。

 

この辺りが気動車の面白いところですね^ ^

 

それでは^ ^

 

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メトロのマスコンキー

こんにちは!хироです^ ^

今日はメトロのマスコンキーです。

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メトロのマスコンキーはご覧のように通常のものと比べて少し長くなっています。

乗り入れ車でマイクロスイッチを切り替える為にキーの部分が少し長くなっているようです。

私が知る限り、営団6000系の他に103系ATC車や横須賀線113系常磐線415系などに使われていたMC54B型主幹制御器や小田急1000系のマスコンで使えることは確認してあります。

その他の車両に入るかはごめんなさいわかりません汗

他の車両はどうでしょう?

メトロ乗り入れの私鉄やメトロ線内のみの02系などもこのキーなのでしょうか?ご存知の方はご教示ください^ ^

 

キー自体は他に特徴もなく恐らく錆も浮いている点から鉄製だと思われます。

私はネットオークションで4万円前後で買ったのですが、私鉄系のキーは年々値上がりしていて、逆に普通のタイプは据え置きか値下がりしていると言ったイメージです。

下画像の通常タイプのマスコンキーは長く1万円前後と相場が決まっていましたが、最近は状態の悪いものは6000円台でも入手可能となってきました。

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要因として、マスコンそのものが値上がりしたり、そもそも流通量が減って、キーだけ持っていても意味がなくなったのであまり買われなくなったのではないかと思います。

国鉄時代は私物のキーを売ってくれるお店があったり、先輩や職場から貰う事もあったようですが、今ではあり得ないですね…。

下手に持ち歩いていると、キー自体を不正に入手したのではないかとか、どこかを勝手に開けて悪事を働いているのではないかと、痛くもない腹を探られてお互いに嫌な思いをする羽目になりそうです。

キーやハンドル類はオウチの中だけで楽しんだ方が無難そうです😅

 

因みにメトロキー、現行のものは肢の部分にメトロのロゴが入っていました。地下鉄の入り口に貼ってあるアレですね^ ^

 

それでは!

 

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自宅運転台の雑記 土台の話

こんにちは!хироです^ ^

 

自宅運転台を作りたい!ワシ丸ドットコム!をご覧の方でそう思っている方は多いのではないでしょうか?実際に私хироのところへ質問やコメントを下さる方でもお話を伺っている方もいらっしゃいますし、仮に今作るつもりがなくてもいつかは!とお考えの方も多いのではないでしょうか?

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かく言う私も最初は手探りでした。そもそもが鉄分が全く無かったхироでしたので、他に作っている方の存在も知りませんでしたし、当時は恐らく発信している方はほぼ居なかったのではないでしょうか?

少なくとも私は感知していませんでしたので本当に完全オリジナルで教えてくれる人も聞ける人もなく、お手本になるブログやSNSもない中、自力でやり始めて今に至ります。

一からやると大変なのは知っているので、私のノウハウはドンドン発信しますのでぜひ参考にして納得のいく良いものを作ってくださいね^ ^

 

さて、そもそもхироは学生時代鉄道と全く無関係のサークルの幹部でした。

その中で、たまたまご縁あって私のサークルと鉄研さんと繋がりができて、4年生で世代交代をした時に鉄研さんに出向という形でお世話になり、ひょんな事から携帯の充電器を修理して、色々なものを治しているうちに学園祭向けに模型の制御ができる運転台を作ろう!とプロジェクトが組まれたのが始まりでした。

その時から後輩のみーくん♂と運転台を組んでいました。

※私もみーくん♂もド文系の学部卒です笑

 

当時ヤフオクで7000円くらいの朽ちたマスコンにクレ556を吹きながらなんとか動くようにして、手探りで回路を考えて、なんとか模型の103系電車が鉄研さんのレイアウトで動くようにしました^ ^

回路も死ぬほど簡単なトランジスタコントローラーを万能基板に組んでいました。

ブレッドボードも持っていなかったので常にぶっつけ本番の状態です(^^;)

ブレーキ弁は木箱に金属の棒をつけた粗末なものでしたが、一応メーターパネルは表示灯や圧力計も付いているものでしたよ!勿論速度計も動きますし、車両の速度と電圧を実測して調整をしました。

電源もパンタ上げを押して架線電圧計を立ち上げたり、ATS(実はATCも準備工事してありました!)も搭載してあり、ロングと直下の動作を擬似的に再現、レイアウトの信号もみーくん♂と徹夜で整備して、プロの鉄道屋になった今考えてもかなりリアルなものを作りました!

飽き性の私が延々と遊べるレベルに面白かったですね^ ^

学祭本番は見せ場なので鉄研さんのプロパーの方にお任せして(担当者は偶然にも私のサークルと鉄研を兼部している方でしたが)自分のサークルの手伝いをしつつナンパに明け暮れていました笑笑

 

そういえばその頃はまだまだ国鉄型の車両が走ってましたね。立川へ行けばスカ色の115系も普通に居ましたし、武蔵野線103系が居たように思います。(違ったらすいません汗

山手線はE231でしたし、良い時代でしたね^ ^

中央線は201系居ましたっけ?意識して見ていなかったので全然わかりません笑笑

とにかく115系はまだ居ました!

当時の私は小田急ロマンスカーロマンスカーの種類は車内でオレンジシャーベットが買えるVSE以外知りませんでした😅)とスーパーあずさ以外の電車は全部同じと思っていたと言うか全然興味がなかったのが惜しまれます…。

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特急ロマンスカー懐かしいですね^ ^

これの展望席は多摩民の憧れです^ ^

 

その後、自分用にbve対応の115系運転台を作り、自宅運転台を作ると言う趣味に目覚めました。

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この木組みの仮の感じは今でも私をワクワクさせます^ ^

まさかその10年後に本物の列車のハンドルを握るとはその時は思ってもみなかったです笑

 

さて、前置きが長くなりましたが、自宅運転台を作ろう!と考えた時に、まず気になるのがサイズではないでしょうか?

サイズは一度広げ始めるとどんどん大きくなってしまうものなので、規格を決めてその範囲に収まるように進めた方が合理的で、配線をして準備をするなどの事前作業がし易いです。

本当は部品が全て揃ってから設計をした方が綺麗に仕上がるのですが、先走って作りたくなるのが悪い癖です😓

私の場合は、ワシ規格と自称する私なりの規格がいくつかあります。

これは実際の接続がわかっていない配線などに番号を振る時も規格があるので、少し経ってすっかり回路を忘れてから作業再開する時も分かりやすくて便利です!

その中に、運転台のベースは910×450で両側は12mm厚の板を外側に張り出し前後は板の上に乗せて処理をすると言う土台の規格があります。

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そもそも910とはコンパネの横幅のサイズであり、910×1820のコンパネをホームセンターで買った時に素直に450で切って貰えばベースになると言うものです。

箇体の高さはマスコンの大きさやメーターの高さ、例えばキハ58のように車体の構体に入り込んでいるなら高くなりますし、

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115などのようにメーターパネルを上に乗せるタイプなら低くなります。

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マスコンの高さが低い103系などはさらに低くできますね^ ^

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ただ、あまり気合いを入れて低くしすぎると、今度は椅子の高さが合わなくなってしまいます。

そこの加減はどの椅子を使うのか、将来的にどうしたいのかを決めてセンスで作業する必要があります。

実際、103系は壁も作りたかったので運ぶ時のことを考えて高運転台仕様なのにあえて低くしましたが、タイフォンペダルを付けると恐らくかなり窮屈に感じるはずです。

ここのデフォルトが一番センスを問われる部分ではないかと思います。

因みにEF64の運転台は規格外の為5分割のブロックの部品を作り、それをボルトで固定しています。

ブレーキ弁、速度計、メーターパネル、スイッチ板、マスコンの5ユニットです。

マスコンの下にはカムを自作して入れてあります。

勿論13段ありますよ^ ^

 

機関車の部品はとにかく重いので一つにしてしまうと強度の問題と運ぶ時の問題が大きく、この方法が最も良いと今でも思っています。

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画像にはありませんが、EF64はメーターパネルがEL板になっている仕様もあるので、それに付け替えるのもユニットにしておけば簡単です。

計器の接続はお得意の『ワシ規格』でカプラーを付け替えるだけです^ ^

因みにEL板の方は電暖表示灯のない貨物機仕様としてあります。

 

話は戻りますがこのようにすれば、高さ調整のオーダーはワンカットで済むので合理的と言うわけです。

実車の幅は貫通顔で1080程度ありますが、実際に組んで運転台の前に座るとワシ規格でもそれほど気になるサイズではありません。

165系115系初期車の右側にある電話機や115のATS-Ps表示器などは少し取り回しに工夫が必要かもしれませんが、大した問題ではないように思いますし、ピッタリ同じものを作りたいのなら設計図通りやればいいと思います。

 

移動用に30kg耐圧のキャスターを付けると便利です!

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ただ、あくまで移動用の為、移動が済んだら木材などの上に載せておく方が優しいかもしれませんね^ ^

 

思っている以上に重くなるのが自宅運転台です。

私は軽量化に力を入れています!

お金を掛けて金属で良いものを作っても、人間の力で持ち上がらないのであれば家に持ち帰れません。

また、大きな物を作ってしまうと、貸し出したり引っ越しや売却するときに家から出れなくなってしまいます。

私は賃貸マンション住まいなので、いずれは引っ越す必要がありますのでこの点は熟考しています。

その中で、ワシ規格の910×450が日本の一般家庭では限界ではないかと考えています。

 

重量ですが、今の家はマンションなので今のところ問題ありませんが、前に住んでいたアパートは床が明らかにたわんでいました…

畳の部屋に運んだ事もありますが、車輪が畳にめりこんでとんでもないことになっていました…。

ドンドン車輪が畳に沈んでいく光景は恐怖でしたね(^^;)

 

アパートの床がたわんだ時は脚台付きブレーキ弁と運転台が4台でその状況でした

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この右側にEF64があり、背後の部屋に作りかけの115-300がありました。

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賃貸住宅であれば契約条項にピアノや重量のあるものの持ち込みやそれによる損傷は現状回復してもらいます。と書いてあると思います。

バンバン重い鉄道部品を買って部屋に運び込んで床が抜けたら大変です(^^;)

床が抜けたら保険は降りないと明言されています😱😱😱

そこで、床に掛かる重さを分散させる必要があります。

その為にもコンパネをもう一枚用意してその上に木材を置いて運転台を置けば、ひとまずタイヤの設置面だけに重さが掛かるのは回避できます。

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置き場はこんな感じでしょうか^ ^

先程木の上に載せると安心と書きましたが、このコンパネの両側にある木の柱で運転台を支えるようになります。

その為、土台の木は一本で左右に貫通している必要があります。

壁もぶつけたりで傷になりやすいので、コンパネやダンボールがあると安心です。

このように以外と忘れがちな配慮も必要になってしまうのがこの趣味だと思います。

没頭して興奮しているうちは意外と気付きませんが、原状回復で運転台より高い金を取られないためにも冷静な思考が必要になってきます。

長くなりましたが、皆様の運転台ライフがトラブルなくより良いものとなりますように^ ^

 

それでは^ ^

 

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運転台の機器を選ぶには

こんにちは😃хироです!

今日は機器を揃えた時のお話しです!

どの記事もそうですが、あくまで私個人の感覚や体験談ですのでご参考程度にお願いします😅

 

さて、以前24Vの機器は特に値上がりしているとお話ししましたが、それでせっかく高いお金を払って機器を買うのに納得のいく物を選ぶにはどうした物でしょう?

くどいですが、あくまでхиро個人の目安ですのであくまでご参考、話のタネ程度にお願いします😅

 

まず、大切なのは動くかどうかではないでしょうか?

ヤフオクなどを見ると、動作確認済みや配線済みのものもたまに見掛けます。

外観が多少錆びていたり、色が違うくらいなら何とかなりますが、不動品はかえって高くついたりします。

ここで気を付けたいのは、元の持ち主が単にコレクションで持っていただけで動作確認していないのか、はたまた動かしたい一心でAC100Vなど、本来とは違う電圧を掛けたり配線ミスなどをして壊してしまった上で動作が確認できていない動作未確認なのかという事です。

これは見極めが難しいです。

中が見えれば機器が焦げていたり、ICが吹っ飛んでいたりするのである程度壊れたものは避けられます。

画像はхироが吹っ飛ばしたICです😅

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この機器はDC24Vでしたがショートさせたらこれだけ割れました。

この手のicの多くは3vや高くても5v程度のものが多く、基板内で降圧して使っていたりするという認識でいます。

AC100Vはコンセントの電流をそのまま掛けたという事なので、もっと派手に焦げ付いたり吹っ飛んでいるはずです。

電解コンデンサがあるものは、液漏れしていないかもチェックしたいところですが、

内部は基本的に見せてもらえないと思いますので、この辺りは手元に収まってからチェックしたい部分程度に留めておくべきと思います。

コンデンサが液漏れしている機器も手元にありましたが、同等品と交換して復活させました。

もう手放してしまいましたが、基板が焦げていたりそれはそれは激しいものでした。

それも『動作未確認』ノークレームノーリターンノーキャンセルで、出品者は専門知識はありませんので専門的な質問は一切お答えしません!と言い切っていました。

もちろんお得意の匿名配送でしたね笑

 

まぁ治せたから別にいいんですけどね…。

壊したなら壊したと言ってくれた方が治す側はやりやすいですし、壊れたの承知で買った方が気持ちがいいものです。あれだけの壊れ方なら相当な音や煙、匂いが出たはずです。分からないはずがありません。

 

最近は内部の機器やスイッチがそっくりない物も出回っていて、なかなか本当に良い状態のものは出ないように感じます。

ただ、この辺りは考え方の問題で、例えば制御方式は刷新して完全に自作したい人はむしろ中身はいらなかったりします。

『部品』として調べたり弄ったりするわけでなく、例えば模型やBVEのコントローラー専用として使うなら中にスピーカーを仕込ませたり、スイッチを仕込むだけでも十分ではないかとさえ思います。

私は加工が面倒なのと、穴を開けたりして傷付けることに強い抵抗があるので(配線の被覆をむくのすら最小にするよう気を付けています(^-^;)パスですが、割り切れる方はむしろお買い得ではないでしょうか。

 

さて、次は外見です。

車両を特定する為には裏にマジック書きなどがあるとわかりやすいです!

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画像は速度計の裏側です!

裏にマジック書きがありますね^ ^

Mc100-125という事ですから

M...モーター=モ

c...コントロール=制御車=ク

クモハ100-125、南武支線で走っていた101系の部品とすぐ特定がつきますね^ ^

因みクハならTc

T...トレーラー=サ

と言うことになります。

それではコレは?^ ^

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もう簡単ですね!答えは一番下にあります^ ^

中には部品に付加価値を出す為に、全然違う部品に誰かがマジック書きをしているなんて話も耳にしたことがありますが、そこは性善説でいきましょう笑

 

基本的にマジック書きは、検査で取り外した時に取り外した係員が書きます。

私がメンテナンスのお仕事をしていた時に廃車で剥がした部品に車号は書きませんでしたので(と言うか現場はバタバタしているのでそんな余裕は意外とありません)

このマジック書きがあるお陰で、例えば不良があった時などに検査履歴を見直したり、交換歴を書くのに間違えないと言うわけです!

なので、多くの部品は修繕を重ねて複数の車両を渡り歩くこともあります。

※鉄道会社や現場、車両や部品の状態により異なることがあります。

 

さて、肝心の機器選びに話を戻します。

今日お話ししたかったのは検査表記で車両を大凡特定する!という事です。

車号のない部品が世の中には沢山あります。

かすれてしまって読めなかったり、複数の車号があったり、マジックの字が達筆すぎて読めなかったりです笑

 

そんな時には検査表記を探しましょう!

下に主な工場を列挙します。

苗穂 NH

土崎 TZ

郡山 KY

大宮 OM

大井 OY

長野 NN

名古屋 NG

広島HS

小倉KK

他にも全般検査を行っていた工場はありますが、今現在出回っている部品は上記のものをよく目にするように思います。

この中でも特に厄介なのが大宮ではないでしょうか?

大宮は同じ敷地内で同じ検査記号でJR東日本と貨物がそれぞれ別の施設で作業をしています。

特にATS機器などは共通の部品も多く、電車なのか貨物の機関車なのか、見分け方としてはシールがあればわかりやすいと思います。

このシールは貨物の機関車に付いているものです。

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参考までに電車用機器にはこのシールが付いていました。

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勿論時期などによってもシールの仕様が変わったり、そもそもスタンプになったりしますのであくまで参考程度にお願いします^ ^

貴方にとって納得のいく部品選びの参考になれば幸いです。

あと値段ですが、基本的に私は欲しいものがあれば少々無理しても買うようにしています!

やはりご縁って大切だと思います。転売するなら『仕入れ値』は大切ですが、コレ見てる皆さん趣味ですよね?そこは気張っていいんじゃないでしょうか笑

 

因みクイズの答えは

Tc115-472=クハ115-472です!

それでは^ ^

 

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キハ58運転台のブザースイッチ

こんにちは😃хироです^ ^

さて、今日はキハ58の運転台に付いているブザースイッチを純正のものに交換してみました!

関連する動画はこちらです^ ^

https://youtu.be/Vp0E5Bz0Fa4

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ことの発端は、このスイッチを入手したところでした!

元々着いていたスイッチがキハ58に使用実績がないとは言い切れないので、交換しなくても純正品だったかもしれませんが、今回はより古い螺旋タイプのものに交換してみました^ ^

意外と操作した感覚もバネのものと、この螺旋タイプのものだと違うんですよ^ ^

感覚的にはこっちの方が少し硬いというかしっかりした感じかな?と言った感じです。

 

さて、配線を取り外していきましょう!

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配線の付いているナットは6mmのボックスドライバーを使って外します。

ナットは角が削れやすいので、専用こうぐをつかうべきとおもいます。

ましてや電気が流れるので接触不良を防ぐためにもきちんとした処理が必要です。

今回動画の中で私が使っている道具はこちはです^ ^

実際に自分でも使っていますが、絵の部分にネジがついていてしっかり固定できますので、差し込むだけのものに比べて工具の信頼性は抜群です!

是非お求め下さい^ ^

さて、キハ58のものとは言い切れませんが、今回のブザースイッチは気動車のもので間違いなさそうです。

と言うのも、配線が少し残っていて、線番号を示す刻印の入ったタグが残されていました。

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画像右側に外した圧着端子が見えますが、これに付いているタグです。

302という数字が読めましたが、これはキハ58のツナギ図によるとブザースイッチの電源側になります。

これが螺旋でない側に、螺旋側はブザーに接続していたようです。

このブザースイッチはそうついていましたが、このスイッチ自体に取り付けの指定があったかは疑問です。

個人的にはどちら向きでも何の影響もないと思います。

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ただ、今回はせっかく私の元に来てくれた私より大先輩の部品へのリスペクトの意味を込めて、電源側に302線を繋いであります😃

小さな拘りですね笑

 

さて、それでは続きは動画をお楽しみ下さい^ ^

あ、ボックスドライバーまだお持ちでない方はこちらからお求め下さい^ ^

それでは^ ^

 

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キハ58運転台のATS

こんにちは!хироです^ ^

 

昨日の動画はお楽しみ頂けましたでしょうか?

まだご覧でない方はこちらからご覧下さい!

https://youtu.be/tz7M9UiDiyg

 

シーケンス回路は得意不得意ありますね。

私は回路図を書くセンスが無いのは自覚していますので、紙に書かずにこことここを繋いで…的な感じで直感的に配線してしまうことが多いです(^-^;

仕事でそんな事したら大騒ぎでしょうが、個人が趣味で使うものなので大目に見てやって下さい笑

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画像の警報器は今付いているものとは違います。

この警報器の場合、表示灯は赤色灯だけのものにする必要がありますが、この大きさでも対応するようにステイは設計されているようです。

また、BZ21の部分は後付けにされていて、どうやらSnに改修した時に取り付けたようです。

因みにこの部品はそっくりそのまま同じ車両のものではなく、BZ21と警報器はそれぞれ別に買い揃えました。

相場は変動するのでお金の話は余りしないつもりでしたが、ぶっちゃけこれだけで6万円くらい掛かっています💦

60,000円分は楽しまないといけないですね😛

 

さて、キハ58運転台のATS機器はDC24Vの機器で構成されています。

機器の相場は24Vのものはかなり値上がりしている印象ですが、電源を揃えたりと考えるとDC100Vの機器を揃えるよりハードルは下がると思います。

車に付けたい方も一定数居るようで、24Vのものは高くなる傾向にありそうです。気軽に買える値段では無くなってきていますので、よく品定めをして気に入ったものや思い入れのある車両の物を選ぶといいと思います^ ^

 

さて、回路図です。

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赤線は気にしないでください!

 

今回はATSを投入した時の回路図です。

考え方として、電源が来ていない時は赤色灯が点灯して、警報器(ベル)が鳴動、同時にチャイムも鳴り始めるというものです。

これは、2つ目のスイッチ(ATSのノーヒューズブレーカー)の先で分かれている回路を下に進んでください

3路スイッチのようなものがありますが、これがリレーの接点です。

ここの電源が切れているので電源からきた電流は赤色灯やベル、チャイムのトリガー側へ電流が進み各機器に通電します。

 

このリレーの電源が入れば白色灯が点灯し、ベルが鳴り止み、赤色灯が消灯します。

リレーはこちらからお求めいただけます^ ^

チャイムは電源が来ている限り鳴り続けますので、電源側にスイッチを取り付けて、電源を絶ってチャイムの自己保持を解除する必要があります。

これが警報持続スイッチです!

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このスイッチのB接点を使って電源を断ちます。

B接点とは、普段は回路が構成されていて、ボタンを操作すると回路が断たれるものです。

詳しい接続方は動画をご覧下さい!

https://youtu.be/tz7M9UiDiyg

 

さて、BZ21の配線方法ですが、

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画像の右側の端子がプラス24Vです。

左端がマイナスです。

この両端に電源を繋いだ状態で真ん中の端子にプラスを繋ぐと、内部のリレーが自己保持して鳴り続けます。

止める為には電源を断てば良いというわけです^ ^

また鳴らすには電源を繋いで真ん中の端子にプラスを繋ぐ、この繰り返しです^ ^

 

警報器(ベル)はもっと簡単です!

単純に左側の端子にプラス24V、右側にマイナスです!

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表示器は何故か端子とランプが逆についています。

こちらです。

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右側の2つが左上に2つセットで付いている白色灯のプラスです。同時につくものなので並列に接続して一本にして外に出しています。

真ん中が上の右側に付いている赤色灯のグランド、その左が白色灯のグランド、グランド同士なので並列に接続して一本にして外に出してあります。

一番左側が赤色灯のプラスです。

 

プラスとマイナスは逆でも構いませんが、配線として美しく仕上げるならこの繋ぎ方が私的にはベストかな?と思います。

 

復帰スイッチや確認押しボタンもありますが、それは今回は使いませんので次回以降また紹介したいと思います^ ^

それでは^ ^

 

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