キハ58 MC19 主幹制御器
こんにちは、今日はキハ58の運転台に付いているMC19主幹制御器を配線した話です。
各部名称や機能は動画をご参照下さい
さて、動画内でも説明していますが、そもそもMC19主幹制御器は、逆転器電磁弁、変速電磁弁、制御コイルを励磁するためのスイッチであり、遠隔操作する装置です。
電源は蓄電池(1a)から制御スイッチ(2)を経て、切換スイッチに入ります。
切換スイッチが前位置で3線に加圧され、MC19主幹制御器の逆転円筒と主円筒の何も3線に接続します。
逆転器円筒から出た配線はそれぞれ引き通し線を経て、各車両の逆転電磁弁を制御しています。
また、機関始動スイッチもここから電源を得ています。
主円筒の3線は、ノッチ段数に応じてそれぞれ8c.9c.10cの線から一旦切換スイッチの接点(何も前位置で導通)を経由して引き通し線の8.9.10線をそれぞれ加圧し、各車両の制御コイルを励磁して、エンジンに供給する燃料の量を指令しています。
また、主円筒はノッチを投入しているときに限り3a線が変速円筒に電源を供給して、変速円筒からそれぞれ引き通し線を経て変速電磁弁が制御できるようになっています。
この図は昭和37年発行の気動車のツナギ図なのですが、ATSが動作した時の回路が載っていません。
それから暫くして昭和50年代の資料を見ると、ATSで非常ブレーキが動作した時に力行回路を遮断する回路が途中に設けられています。
3線を断ってしまっていますので、止まった瞬間エンストする気がしますが、何か仕掛けがあるのでしょうか(^^;
また何かわかりましたらお知らせしますね!
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