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車掌スイッチ『閉』失念防止器

こんにちは😃хироです!

今日のお題はこちら!

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正式名称がよくわからない機器ですw

基本的に鳴らさない事が前提の機器です。

車掌スイッチ『閉』失念防止器とテプラが貼ってありましたので、恐らくそう言う名称なのでしょう汗

 

対応する動画はこちらです。

https://youtu.be/N7k9VJnYxXs

 

後付けの機器ですね。

鉄道の歴史は事故の歴史とも言われますが、何かある度に対策を講じてきました。

この機器も恐らくというか、対策をした結果と思います。

今現在この機器を私たちが自由に見れるのは、恐らく大宮の鉄博にあるカラフルな103系電車の運転台でしょうか。

車掌台側に切換スイッチがあり、その前に設置されています。

私хироは人混みが嫌いなので一度か二度しか行った事がありませんが、確かあったように記憶しています。

 

さて、この機器は220線と332a線333a線を接続して使うようになっています。

220線と言えば制御機器の電源線です。

この220線にDC100Vが流れていて、切換スイッチ『前・切』位置の時に運転台に電源が供給され、各種制御器や表示灯(後部から電源のくるものもあります。)に通電します。

と言うことは、220線に電源が来て初めてこの機器の電源が入ります。

この状態で332線か333線、又は両方が通電して(他の運転台からの操作でドアが開いている状態)いるときに、今いる運転台の車掌スイッチを『開』にすると、車掌スイッチのスイッチから電流が入ってきてこの機器に通電して動作します!

参考に車掌スイッチの繋ぎ図をご覧ください。

こちらは国鉄の教科書に載っていたものです。

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基礎知識として、国鉄型電車のドアは、右側左側とは言わず、332側333側と線番号で呼称します。

それを踏まえてご覧いただけばわかりやすいかと思います!

 

という事で、車掌スイッチを扱う時は、まず切換スイッチを『後』にしてから扱うと言う基本中の基本を守らないとこの警報器が動作すると言う仕組みです😉

さて、それでは増解結の時はどうでしょう?

話がややこしくなりますので、切換スイッチは『切』と『後』しかない国鉄新形式電車とさせて頂きます。

貴方は今3両編成の3両目に乗務して途中駅に着いた車掌です。

ドアを開けて客扱いを行いました。この駅ではこのままドアを閉めずに後ろに増結します。車掌さんはここで作業としては終了のパターンが多いです。

駅が誘導をして増結編成を連結させ、ジャンパー線や各ホース、幌を繋いだり大忙しです。

この時点で車掌スイッチを扱ってしまうと、切換スイッチはまだ『後』位置なので、332線も333線も引き通していませんのでドアは閉まってしまいます。

回路的にはまだ編成としては分離しているのです。

連結作業をした運転士がこちらの切換スイッチを『切』としました。

この時点で編成として一本になりました。

あとはこの車掌スイッチだけです。

この時点で失念防止器は鳴動していますので、車掌スイッチを『閉』位置としなければなりません。

 

反対に解結する時はどうでしょう?

まず車掌スイッチを『開』としてから切換スイッチを『後』にしないと、切換スイッチを『後』にした瞬間ドアは閉まってしまいますので、車掌スイッチを扱ってから切換スイッチを『後』にするまでの間は失念防止器は鳴動することになります。

 

という事で、この取り扱いの時だけはどうしても鳴ったように記憶しています。

回路的にはこうだと思いましたが、もうかなり前のことなので、不明瞭な部分もありますが、大体こんな感じだったと記憶しています。

機械そのものより、考え方的になかなか奥の深い機械でしたね🤔

 

そうそう!私は全部で5台同器を持っていますが、やっと一つ取り付けましたよ^ ^

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115-1000番台の運転台に付けました!

あまり使わなそうですが、気になる機器ですよね^ ^

 

それでは^ ^

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