自宅運転台の箇体を組み立てる
こんにちは、今日は自宅運転台の箇体を作ったときのお話です。
鉄道部品を集めて自宅運転台を作る時、まず考えるのはどんな運転台の形状にするのかだと思います。
乗務員室のようにしてしまうのか、はたまた運転台部分だけにするのか、更にはメーターパネルは実際に圧縮空気で動かすのか、電動化するのか、そもそもモニターを埋め込んでしまうのか、それによっても取り回しは大きく変わりますが、私が過去に10台の運転台を組んできて最も効率的だなと思ったプロセスは、
企画→計画→設計→計算→組立→取付→完成
です!
細かく見ていきましょう
企画
手持ちの部品をリストアップしてどの規模にするか決める。妄想がどんどん広がって行く所です笑笑
運転台から乗務員室、車両、編成(笑)へとどんどん運転台計画の規模が大きくなりますが、まずは置けるスペースを確認しましょう!
キャスターを付けると、意外と便利ですよ^ ^
このようにコロコロ転がせます!
計画
決まった規模からどういう仕様にするか決める
一番大きな所では、圧縮空気を使いか使わないかでしょう。それによって運転台の寸法や取り回しがかなり変わってきます。
設計
部品を実測して、部品を取り付ける運転台本体の形状を決定する。
実車の設計図があっても、家庭用だとかなりデフォルメする必要があるので、経験上参考程度にしかなりません。
それより、前板に10°の角度をつける場合、板の高さを計算する計算ソフトやサイトを知っている方がよほど役に立ちます。
(予算の)計算
これは意外と大事です!設計図を持ってホームセンターなり資材屋へ行って大体の値段を計算、それにプラス2〜3万を予算とします。
この趣味は思っている以上にお金が嵩みます…。
安く上げようとしても、最低限の資材でそれなりに掛かります。
運転台の部分だけでも、なんやかんやで1.5〜2万は掛かります。
以前何社かに見積もりを依頼しましたが、鉄工所に依頼して金属でやろうとすると7万が最低ラインのようですが、そもそも個人を相手にしてくれるところがほぼありません。
設計もCADで専門的なものを用意しないと、手書きの方眼紙に書いたような設計図では鼻で笑われて相手にしてもらえませんでした。
町工場や鉄工所にお知り合いがいればやってもらえるかもしれませんが、新規開拓は個人レベルでは不可能ではありませんが、かなり厳しいといった印象でした。それこそ前金持参で行くような覚悟が必要かもしれません。
このような事情から、多くの方は木製の運転台を作ることになると思います。
また、木製の方が部品を後付けする時にも木ネジで仮留めできたり、穴も簡単に開けられたり、切りカスで怪我をする心配がなかったり、金属ゴミを分別したり、部屋が油で汚れたり、錆び止め処理をしたり、専用の工具を買い揃えたりする必要がありません!
こう書き出すと、個人で金属加工はやっぱりかなりハードルが高いですね汗
正直、どうしても金属の質感に拘るなら、木で組んで、その上から化粧板として鉄板貼るだけで十分それっぽくなりますよ…
明日の記事で比較を出しますね^ ^
組み立て
まずは切り出す素材選びから始まります。前出の木製が最も簡単です!
私もいくつか組んだ経験から、コンパネの12mmのものが一番扱い易いようです。
ただ、コンパネは歪みますので、必ず梁を入れる必要があります。
また、柱や梁の構造がないと、マスコンを投入した時に板が歪んだり、ノッチ操作やブレーキを扱った時などに、箇体が『ゴヮヮン!ゴヮヮンっ!』といちいち動いて、最初心配でそのうちウザくなって、最後箇体の角が外れて壊れ始めます笑
ここは手抜きをすると、全てをパーにするリスクがあります。
木の切り出しは大きなホームセンターや東急ハンズでやってくれます。
渋谷のハンズは、ハンズで買ったものに限りベニヤ板や金属板の切り出しや穴あけなど、あそこにある素材なら何でも加工してくれます!
とても便利ですね^ ^
では、明日からは詳しく見ていきましょう!
それでは!
鉄道部品やバス部品を解析したり配線する動画を投稿しています。
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