山梨交通セットを作る
こんにちは😃хироです!
今日のお題はこちら!
山梨交通のテープデッキと運賃幕です!
動画はこちらです!
以前ご紹介したオートコーダー(テープデッキ)ca-105は、実は山梨交通の路線バスで使われていたものです^ ^
山梨交通は山梨県の甲府盆地を中心にバス事業を展開する企業で、高速バスはバスタ新宿や羽田空港、成田空港へ乗り入れ、大阪や名古屋へも運行しています!山梨県外には静岡にも営業所を構え、かつては東京にも観光バスの営業所がありました!
今も東京営業所が存在していたら是非私も雇って欲しかったところです笑笑
バスの年式は新車から平成初期の車両までバランスよく存在していますが、担当者制を導入しているので運転士さん達が丁寧に手入れをしていて、古い車でも綺麗な車が多いように思います。
最近は随分新車も増えましたが、保存車には国際興業の『さわらび号』で活躍した(その昔は岩手県交通)ボンネットバスや、山梨交通生え抜きのCCMが保存されていたり、全社的に『商売道具』を大切にしていてる会社だと思います^ ^
このCCMはオートコーダーの他に今の山梨交通の標準となったレゾナント製の音声合成も搭載されていますが操作機は一つしかなかったり、車掌さんが乗務してツーマンになりテープも音号も使わなかったり、一時期ナンバー抹消されていたりと、なかなか趣味的に面白い車両でもあります^ ^
廃車にされてから部品取り禁止と張り紙が貼られていて
まだCCM自体が地方へ行けば現役で、例外なく山梨県内でも観光バスばりに磨き上げあれたCCMがメッキのバンパーを輝かせエンジンを快調に唸らせながら勢いよく甲府駅バスターミナルを発着していた頃もずっとぶどうカラーのまま敷島営業所に保管されていました。
その頃はエルガミオのCNG車が導入され始め、国際興業カラーのバスが走ったり、貸切バスでは鉄仮面と言われたP-LV219Sの最後の一台が廃車になった頃だと記憶しています。
話はそれましが、保存されたCCMは創立65周年記念で初期のカラーに復元され、ナンバーも取得して山交の805番で取得しました!!
保存された当時はまだ原形を留めて倉庫にされている旧カラーのBUなども散見され、CCMなんてなんで保存しているか理解に苦しむようなその辺走ってるただの古いバスでしたが、今となってはなんと先見性のある判断だったんだろう!と、一バスファンとして拍手を送りたい判断だったと思います!!
珍しい車ばかりではなく、こう言う普通に沢山居たものこそ、みんなの記憶に残っている『その時代を思い出させてくれる価値のある懐かしいもの』だと見る度に感じます^ ^
車内のあの『バス』の匂いも懐かしいですね^ ^
子供の頃はバスにも全く興味関心がなかったので酔ってしまう大嫌いな臭いでしたが、
今バスオタクとなって嗅いでみると、深呼吸したくなるような素晴らしい香りです笑笑
さてさて、だいぶ話が飛び回りましたがそんなCCMにも搭載されて保存されている装置をそっくりそのまま持っていますので
今日はca-105と運賃表示器を解析の上結線してテープの信号によって連動させてみます!
考え方としては、ca-105でテープの信号を読み取ってca-105の基板に実装されているリレーを動かし
そのリレー接点が閉じることにより、運賃幕操作器のテープ連動用のリレーを励磁して運賃幕のモーターを動かします。
幕には穴が空いていて、その穴をマイクロスイッチで読み取って次の幕で止めると言う仕組みです😆✨
言葉で説明すると難しいですが、動画で見て頂ければ理解しやすいと思います。
モーターが動いたら次の運賃境界のバス停名の丁度いい位置で幕を止める必要があります
仕組みとして、モーターが動作して幕が動いてマイクロスイッチが穴から出るタイミングまでca-105のリレーを励磁させてモーターへ通電させます。
その励磁が終わると今度は幕自体が物理的に巻取器に付いているマイクロスイッチを閉じてモーターへの通電を続け、次の穴にマイクロスイッチが落ちるとそこでモーターへの電源が絶たれると言う仕組みです!
と言うことは、一瞬リレーの接点とマイクロスイッチの接点が並列に接続されてからリレーの接点が閉じることになります。
そしてこの仕組みのユニークなところは、モーターが少し惰性で動くのを考慮して幕の止まる位置が決められていると言うところです!
もうこの動きを見ると設計した人のセンスしか感じません笑笑
また、今回は全て純正機器をそのまま繋いでいます。
デッキ、操作器、運賃表示器、運賃幕、テープと全て山梨交通敷島営業所の物を揃えました😆👍✨
スピーカーも敷島営業所のものですが、折角なら蛍光灯の真ん中にスピーカーがあるタイプで山梨交通ものを気長に探したいと思います^ ^
ところで、この操作器は
随分昔に手に入れたトヨラ製のものですが、ボタンを押してもうんともすんとも言わない代物でした。
頂き物なのですが、大昔に通電した時は確か片方のリレーがイカれていて、もう片方はスパークしたのでビビってしまい、未来の自分に修理を託してそのままにしていたと記憶していました😅
私は当時まだ高校1年生くらいだったので、まだそこまでの技術もお金もなく、辛うじてオートコーダーとオートコーダーを動かず為にDC24Vのスイッチング電源を持っていたレベルでした。
ネット販売もそれ程普及していなかったので、今のようにニッチな部品を画像付きで見てポチるような便利な事は出来ません。
秋葉原へ部品を探しに行っても今のように親切に教えてくれるお店はそうはなく、型番までキッチリ言えてやっとそのお店にあるかないか答えてくれるような時代でした。
あの時代は情報も少なく、DC100Vを作る方法ですらいくら調べてもわかりませんでしたし、本も小難しい物理的な内容が書いてある本はいくらでもありましたが、肝心の結線方法やどの程度の容量が必要かは濁されててよくわかりませんでした。
知っていそうな人に聞いてみても、そのくらいの事も自分で調べられないなら無理だ!とdisられるのがいいところで、電子工作も敷居が高かったように思います😓
私はそんな事絶対言いませんし、言われた側がどれだけウザい気分になるかもよく知った上で情報発信していますので、
わからないことや、ちょっと知りたい事も遠慮なく聞いてくださいね^ ^
勿論私も分からないことは沢山ありますが
分かる事はお答えしますので!😆✨
さて、そんなバスオタクで電気に関心を持った子供もこうして大人になって、ある程度経験も積んでYouTubeも始めてやっと過去の自分からの修理依頼を引き受けました^ ^
依頼品はより慎重にやらないといけませんね!
まず目視をして断線やハンダのほつれが無いのを確認します。
配線を調べてテスターで通電するも、運賃幕の表示器にランプが灯るだけでモーターはなにも動かず
試しに手で幕を動かしてマイクロスイッチを閉じてみると、動きました!
この時点で、コマ送りの動作はマイクロスイッチ経由では出来ました!マイクロスイッチが閉じると一つ進んで止まります。
ただ、ボタンやテープが動作しません。
何度かこの動作を繰り返していると何かの拍子に逆回転して頭出しをして一つ進んで止まりました。
この操作器の機能としては、系統の頭出し機能があり、コマ送りとは逆向きに回転してその系統の頭出しが出来たと記憶していましたので、記憶を頼りに操作するも、私の操作では何も言わず。
一度外して再度全ての配線と接点、リレーとスイッチ自体にテスターを当てるも異常なし。
リレーが単動するか確認しようと直接24Vを通電したところ、カチンッ!と言う聞き慣れないちょっとマズそうな力強い音が😅💦
相当ビビりましたがそこは冷静に。12Vだったかとリレーを再確認しましたがDC24Vと書いてあります。
その後は何度試しても普通のカチッカチッと言う音に変わりました。
子供の頃の私だけでなく、大人になった私までも随分この機械は遊んでくれます笑
なんだかよくわかりませんが、直感的に『これはイケる』と感じたのでコネクターを接続してボタンを押すと
動きました^ ^
完全に正常です!
テープともしっかり連動してくれました^ ^
恐らく、長期間通電がなく駆動もしていなかったので、コイル自体の接触が渋くなっていた、配線内の抵抗が劣化などの原因で高くなっていた、機械的に渋くなっていた
以前スパークした時に接点が若干溶けて張り付いてしまっていたなどの複合的な要因ではないかと考えています。
結果的に私がテスターを当てて触っているうちに接点部を可動させたりして少し動くようになった結果ではないかと思います。
現在は接点も清掃して問題なく動作します。
やはり、アナログ機器はこういう機械との付き合いがあるのが楽しいですね^ ^
電気は所詮プラスからマイナス!と思っていますが、古い部品はこういう微妙なところが大好きです😊✨
そして治せば何十年でも動く堅牢さ!
もう最高です笑笑
何十年も私の保管してあるだけのコレクションでしたが、今後はきちんと動く物としてどこか日の当たるところに飾って、たまには動かしてあげたいですね^ ^
あ、コロナが落ち着いたら山梨交通乗りに行きます😊✨
それでは^ ^
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