ワシ丸ドットコム!

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解析のカン

こんにちは😃хироです^ ^

 

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たまにご質問頂くことがあります。

それは、解析のカンです。

こればかりは数をこなさなければわかりません、経験的なものです…。笑笑

そんな曖昧で全く参考にならない上に答えになっていない事を私が言うと思いましたか?笑笑

思わなかった方はもう私の性格を理解しているようですね^ ^今後とも宜しくお願い致します!笑

そう思った方とはまだ信頼関係が出来ていませんね😓

YouTubeと言う基本的に一方通行なコンテンツですが、そう思った貴方とも良い信頼関係ができるようにもっともっと努力します!!!

 

さて、今回のお勧めはこちら!テスターです^ ^

部品を動かすのが趣味の方は是非お求めください^ ^

デジタルも良いものがたくさんありますが、電池がなくても電圧が測れるので私は断然アナログ推しです!

え?いつもYouTubeで見るхироが使ってるのと違うって?

私のは子供の頃自分でキットから作った年季ものです笑笑

 

さて、初めて見る電気の部品、勿論鉄道部品に限らず全てに共通して言えるのは、どこでどう使われていたものか調べることから始めます。

ワシ丸は基本的に鉄道とバスの部品を扱っていますので、今回はこの二つに絞ります。

 

バスは簡単です、基本的にDC24Vです。

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画像はバスの車内放送に使われていたテープデッキです。

私はそれ以外の電圧を要する部品に出会ったことがありません。

バス用でしたら24Vで動くように部品が合わせていますのでDC24V一択でほぼ間違いありません。

 

さて、問題は鉄道部品です。

ディーゼルカーは自己発電していますので、基本的にバスと同じDC24Vを使っています。

制御回路から電灯に至るまで基本的にDC24Vです。

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電車は少し複雑になります。

かつての国鉄車両は、制御回路などの低圧回路はDC100Vで、電灯や食堂車の汎用機器などがAC100Vを使っていました。

また、ACは整流の仕方によっては+-を自在に生み出せます。

その事から、制御カムモーターの制御にも使われています。

進め制御(進段)の時はプラス側に整流し、戻し制御(戻しノッチ)の時はマイナス側に整流すれば、モーターをどちら向きにも制御できるという仕組みです!

最近の車両はATS-PATCの回路にDC24Vを使っています。

その証拠に現示ベルはDC24Vですね!

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また、私鉄になると設計思想や構造も変わってきて、電車でも24V電源の車両も存在します。

基盤の中身は3.3-5Vまで低い電圧から小さなICなのに高い電圧まで対応している部品まで存在していて要注意だったりします。

 

また、SLの部品は蒸気タービンで発電する関係で32Vという珍しい電圧を使っています。

 

だいぶザックリですが、基礎知識としてなんとなくこの感覚を持っていれば何とかなります!

 

さて、それでは全然どの車両のどこで使われていたかわからない部品が来たらどうでしょう?

まずは書いてあるものを探します。

それは名盤であったり、シールであったり、線番号であったり、兎に角情報を集めます。

それでもわからなければ、兎に角内部の部品を手当たり次第見ては型番から定格を調べて見当をつけます。

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そこで見つけた情報を総合してこれが何の部品なのか、どう使われていたのかをつなぎ合わせていきます。

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ここまで来れば、大体何Vなのかなんとなくわかります。

次に、線のカラーをよく見ます。

 

鉄道車両の配線の多くは被覆は黒で線番号で管理されています。

しかし、基盤の中は意外とカラフルな場合が多いです。

特に最近のJRや私鉄の部品内部はかなり多くの色に彩られています。

逆にバスはカラーわけされていてわかりやすいですし、あくまで自動車なので、車の規格に合ったカラーになっている場合が多く調べるのも容易です。

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お知り合いに自動車整備士の方がいれば、大体電源なのか、スピーカーなのかくらいは色で教えて貰えるはずです!

 

基本的に、黒はグランドです。マイナスを繋ぎます。

青や赤は電源になっている場合が多いです。

また、車の配線は車体アースと言って、車体の金属部分を使って電気を返しています。

その為、帰化電流と言って、プラス側で消費し切った電力の残りのほとんど力のない部分がバッテリーのマイナスへよろよろ帰っていく、そんなイメージです。

鉄道の線路は触っても怪我をするような感電はしませんよね?それと同じ原理です。

ただ、最近のバス車体は絶縁性の高い素材を使っていたり、FRP製の外板を持つものや、内装も金属剥き出しより乗用車のような合皮素材の車両も増えてきたので、車体アースではなく、アース線を設けて電源へ帰化電流を流しているようです。

 

あとは、その先の回路を追って行って、どこの機器にぶつかるかを丁寧に見ていきます。

変圧器やリレーのコイル側に当たればラッキーです!定格が書いてある場合が殆どです!

あとはそこから、それが何の線かは大体の見当がつきますね^ ^

 

以上はあくまで私のやり方ですが、これの繰り返しをして機器の解析をしていきます。

その中で、テスターを使ってどこの線と繋がっているかを入念に調べます。

思うように動かない時は、どこまで電流が流れているかを調べるのにもテスターを使います。

 

私も大体の感覚でイチかバチか通電する時もありますが、ほとんど運任せになりますので、それなら焦らず自分である程度わかるだけの数をこなしてからか、せめて修理ができるようになってからやるべきです。

鉄道部品に使われている部品は、たとえネジ一つでもメーカーは個人には絶対売ってくれません。

私も何度となく様々なメーカーに問い合わせましたが、鉄道部品となるとどのメーカーも売ってくれないどころか何も情報はくれませんでした。

年々厳しくなり商品名すら『お答えできません』と答えてくれないメーカーもざらです。

要するに、個人には売る気がないのです。

 

こういう点からも、稼働する鉄道車両の部品が個人宅にあるだけで既に奇跡なのです!

はやる気持ちはわかりますが、確信のない通電は取り返しのつかない結果を常に生みます。

もしものときに自分自身と部品にせめてもの言い訳ができる程度は調べてから通電を試すのを強くお勧めします^ ^

あ、因み私は区名札とかサボ、幕のフィルムなどの類は完全にノータッチなので、本物か偽物かの見分けは全くつきません。

ごく稀に、本物か見て欲しいと画像とメッセージを頂きますが、骨董品的なものというか、本物か偽物か的な要素のあるものはまったく知識がありませんので一緒に考えるのが精一杯です💦

もちろん、公に公開されていない個人の方のコレクションを見せて頂いて、同じ趣味の方と楽しい時間を共有出来るのは部品鉄として幸せな事ですが、私はあくまで動く部品が専門で特化していますので

何に使っていたものなのか教えて頂かないと見ただけで『こっ、これは!!!』とはなりません😭

あと、配線の切った先端と基盤の画像だけ送られてもサッパリわかりません😅

基本的に質問にはお応えする方針ですが、自己責任で作業される方へ全く無責任なアドバイス程度にお考え頂ければと思います^ ^

あくまで私個人の勝手な仲間意識と親切心で情報は公開していますので😆👍✨

それでは^ ^

 

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