キハ40の車掌スイッチ SH375A
こんにちは!хироです^ ^
秋も深まってきて段々と紅葉が見頃でしょうか?
紅葉と言えば空転ラッシュですね😓
写真を撮られる方は青空に、模型を作る方は塗装日和に、そして運転台を作っている方は作業しやすい温度に恵まれているのではないでしょうか^ ^
さて、今日はキハ40の車掌スイッチに使われているSH375Aを解析してみました!
動画はこちらです
SH375A 車掌スイッチ 解析してみた! キハ40の車掌スイッチ
形的には見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
車掌台や運転台背後の壁に埋め込まれているあれですね^ ^
さて、まず動作から見ていきましょう。
この車掌スイッチはキハ40のツナギ図(回路図)を見る限り、バッテリー電源から直接車掌スイッチのヒューズへ入り、その先で速度検知器の接点に入ります。
速度検知器は速度検知表示灯の色を切り替えているのと、忍び錠で切換えるキースイッチの電源を司っていて、3km/h以下でオフとなり、緑色のランプを点灯させてキースイッチに電源を供給します。
逆に3km/h以上では速度検知表示灯の白色灯を点灯させて、キースイッチの電源は断つ設計です。
さて、速度が3km/h以下でキースイッチをオン(忍び錠を解錠)していると、スイッチに並列に接続して電源を供給します。
そして、各開閉コイルを励磁してドアを動かす仕組みです!
勿論引き通し線にも通電してジャンパ線の繋がれている車両のドアを操ります!
そして、ドア開のリレーに付いている接点で『開』表示灯を点灯させる仕組みです!
勿論引き通し線を介して開の電源が来ていれば繋がっているSH375Aは全て開表示灯が点灯する仕組みです!
余談ですが表示灯はキハ40240まではLEDではなく電球が使われていました。下図はLEDですので、キハ40241以降の車両に付いていたということになります。
電球ですと逆起電流はあまり影響がないので保護用のバリスタは無かったようです。
擬似的な動作は動画内でも説明していますので是非ご覧ください^ ^
今回はリレーを使って自己保持回路で簡易的に操作しています。
ドアを開閉するスイッチはつなぎ方でA接点だけでなくB接点にもできるATS警報持続スイッチと同等なものが使われていましたので、閉側をB接点に繋ぎ変えればリレー2個で行けそうですね^ ^
さて、今回は配線が無かったので線番号から追えませんでしたが端子台がありました。
この端子台は下記のように繋がっていました。
んー、汚い字でとても読めないですね、象形文字でしょうか?少なくとも日本語やロシア語ではなさそうです笑笑
それでも読んでくれようとした読者様の優しさが大好きです^ ^ありがとう!
さて、ちゃんと書くとこうです。
A…ドア開の電流が出力されます。リレーに繋ぎます。
B…開表示灯のバリスタのようですが繋がなくても大丈夫です。
C…ドア閉の電流が出力されます。リレーに繋ぎます。
D…開表示灯の入力です。+DC24Vを印加すると『開』が点灯します。
E…速度検知表示灯の入力です。+DC24Vを印加すると速度検知表示灯の白色灯が点灯します。
F…速度検知表示灯の入力とスイッチの電源入力です。+DC24Vを印加すると緑が点灯し、キースイッチへ通電します。
キースイッチを解錠すると開閉の各スイッチに通電して、ボタンを押すとA又はCの端子から電流を出力します。
G…グランドです。グランド(-24V)に接続して下さい。
私のSH375Aはこれで動作しました^ ^
あとは工夫次第で色々な使い方が出来そうですね!
それでは^ ^
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