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AW5 タイフォン AW-5

こんにちは!

鳴り物ファンの皆様お待たせしました!

電車の音と言えば、ジョイント音や警笛を連続する方も多いのではないでしょうか?

最近は騒音防止の為に電笛やミュージックホーンも随分増えましたが、今日はタイフォンAW-5をご紹介します!

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正式にはタイフォンや電車用空気笛と言われるこのラッパですが、そもそも鉄道車両の警笛は

AW-2 機関車などに搭載される汽笛、ホイッスル

AW-5 電車用の底が丸いタイフォン

こちらがメジャーですね^ ^

末尾にHが付くものが存在しますが、それらは鳴動板の裏蓋部分にヒーターが付いていて、凍らなくしてあります。

ヒーターのHだと言う説と北海道のHだとする説がありますが、どうなのでしょう?

хиро個人は本州に配置されているEF81や64などにもヒーターは付いているので、恐らくヒーターだと思っています。むしろ北海道の車両がどうなっているか知りません笑

←※個人の見解です。

 

聞くところによると、AW-4とAW-6は新幹線用の2連ホーンで、短い方がAW-4長い方がAW-6だそうです。

私が現物を確認したわけではありませんので不確かな情報ですが、そのような話を聞いたことがありますのでご参考までに。

現物を見たと言う方は是非ご教示頂ければと存じます。

 

さて、話は戻ってこのAW-5ですが、基本的に『警音を発する』事に特化しています

 

運転台にある笛弁と呼ばれるペダル、又はレバーを操作すると空気が流れて底にある鳴動板が振動して吹鳴(すいめい)するようになっています。

この空気の出る穴と鳴動板の中に水滴が入り込んだりして凍ると音が鳴らなくなるため、ヒーターを付けたり、タイフォンカバーを付けて必要最低限の露出にするなど工夫を凝らして耐雪仕様にしているのです。

タイフォンの方が雪の中でも響くので、貨物のEH500などもタイフォンが付いていますね^ ^

 

他にも、TE装置が搭載されている車両では『緊急』と書かれたスイッチを扱うと警笛が鳴動するようになっています。

TEスイッチを操作すると1分間鳴りっぱなしになるように設定しているところが多いですね^ ^

運転士が警笛を操作する規定は各社局まちまちですので今回は詳細は省略しますが、単に危険や接近を知らせるだけでなく、合図としても用いられています。

例えば、国鉄やJRではー・ー(長声、短声、長声)はパンタグラフを上げる合図です。

屋根上や床下で作業している人に、通電すると言う事を知らせています。

他にも非常警笛と言って、短声を乱打して最後に長声のものは事故やその他危険を知らせる合図です。

 

 

それでは!

 

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