ME48GEB ブレーキ弁
こんにちは、ブログの内容が飛び飛びですいません💦
そのうちちゃんとシリーズモノになると思います。笑笑
さて、今日は皆さん大好きなブレーキ弁です^ ^
こちらは183系に搭載されていたME48GEBブレーキ弁です。
ME23の回でも少し触れましたが、このME48GEBの型式は
M
E...電気接点付き
48...型番
G...抑速ブレーキの接点
EB...EBの接点
と言う意味だそうです。
他にもAは電気ブレーキだとか、規格がありますが、それはネタとして取っておきますね^ ^
Mは何でしょうね?マスコンはMCだし、mainのMでしょうか?調べてもちょっと出て来なかってですね。
さて、このME48GEBは183系に搭載されていたと言うことは、電磁直通ブレーキで、自動ブレーキ帯もあり、更に抑速ブレーキとEBにまで対応していると言うなかなかの優れものです。
183系は落成時にはME38GAで落成していますが、他の車両と同じくATS-P対応工事の際に交換されたもののようです。
ME38はこんなのです。これはAですが、外観は同じです。
東日本地区のATS-Pは大月の脱線事故と密接な関係があります。
当時、誘導で入換運転をする際は運転士がATSのスイッチを操作してATSを切としてから起動していました。
と言うことは、運転士が任意にいつでもATSを切れちゃったんです。
このATSスイッチの操作を不要にして、運転中は常に信号システムで防護する為に当時のJR東日本はブレーキ弁を改造したり交換したりして、電車区間では全てブレーキ弁で保安装置の電源を入り切りするようにしました!入換中もATSを切ることはなくなり、機器側で対応させました!
正に平成の自連替えですね笑笑
さて、このブレーキ弁ですが、ポジションは
ユルメ、常用ブレーキ(セルフラップ帯)、全ブレーキ、重り、常用ブレーキ(自動ブレーキ)、非常ブレーキ、抜き取り位置があります。
ユルメ
セルフラップのブレーキを緩める位置ですね。
自動ブレーキはセルフラップ帯は全て運転位置となりますので、ブレーキ管と釣り合い空気ダメは490kPaが加圧されます。
電気接点はどこも繋がりません。
直通ブレーキ(セルフラップ帯)30°
15°以降より直通管に加圧します。
これ以降にATS確認回路が構成されます。
直通ブレーキ(セルフラップ帯)50°
ここまでは抑速ブレーキが併用できます。
ここを超えると停止ブレーキが作用するようになります。
要するに発電ブレーキの抵抗値が大きくなり、マスコンの抑速ブレーキ側の接点がこれ以降は通電しなくなり、制御器のコントロールはブレーキ弁のみになります。
逆を言えば、抑速ブレーキを使用しながら運転していても、50°までの角度であればブレーキ弁で空制ブレーキを追加できると言うことです!
抑速ブレーキ使いながら空制ってあんま使わないですけどね😅それなら抑速追加します。
常用ブレーキ(セルフラップ帯)67°
常用最大ブレーキです。
電気ブレーキの使える最大限のブレーキです。
ここで手応えがあり一旦止められます。
実用的な意味での常用最大!
常用ブレーキ(セルフラップ帯)80°
空制ブレーキの最大値が直通管に込められます。
電気ブレーキは車輪がロックするのを防ぐ為に作用しません。
ほぼ非常ブレーキですね…
感覚的には効き始めれば非常ブレーキより強いと思います。
重り位置
全ての管の連絡を断ちます。
機関車牽引の時や空制だけで止めたい時に使うだけではなく、ブレーキ管からの漏れがないか確認する時にも使います。
ATS確認回路が構成されます。
ブレーキ位置
自動空気ブレーキのブレーキ位置です。
釣り合い空気ダメを減圧してブレーキ管を制御します。ブレーキ管を加圧したい時はハンドルをセルフラップ帯に置けば加圧されます。ブレーキシリンダーを緩めるにはユルメ位置にするしからしか方法はありませんが、ブレーキ管ユルメるだけならセルフラップ帯に入れればどこでも同じです。
セルフラップ帯は自動空気ブレーキからしたら『運転』位置でもあるのです。まぁ、極論ですがね。
勿論ATS確認回路が構成されます
非常ブレーキ
最大限のブレーキ管と釣り合い空気ダメに対して最大限の減圧作用があります。
接点は各車の非常吐き出し弁の開放とATS確認回路、EBリセットと復帰スイッチの回路が構成されます。
ここで、守りの上が少し開きます
そして、少しハンドルを上へ持ち上げると抜き取りへ回せるようになります。
抜取り位置
ATSの電源回路が遮断されます。
逆に、抜取り位置以外では常にATS電源が供給されています。
自動空気ブレーキは重り位置になります。
そうそう、EBは少し動かすと接点が閉じたり開いたりします。
それでEB回路のリレーを制御してEBをリセットしています。183系のEBリセットスイッチはこんなタイプでしたね!
中間車改造の1500番代や0番代はパネルに付いているのでこれとは違う形をしていました。
中の接点の動きや動作の様子は詳しくはこちらの動画でも解説していますので是非ご覧ください^ ^
それでは!
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